苗穂駅周辺まちづくり協議会の平成22年度総会が、4月22日午後6時30分から中央区苗穂会館で、苗穂地区の住民や企業会員(93社)のほか、来賓として各級の議員、札幌市関係者ら多くの方々が出席し開催されました。
湯浅義昭会長は、まちづくり5ヵ年計画に触れ、「新苗穂駅や自由通路の実現」と新駅周辺を地域活性化の拠点とするため、札幌市やJR北海道と連携を深め、地域住民、企業、行政のパートナーシップを一層強化し、美しく夢のある安心安全なまちづくり活動を引き続き進めていきたいと述べました。また、昨年からの活動である「まちなかベンチ」活動など、新たな活動にも積極的に取り組みたいと話しました。
来賓の星卓志札幌市まちづくり局都市計画部長は、活動開始から20年の節目であり、永年の活動に敬意を表するとともに創成川東地区から苗穂地区まで一体化のまちづくりを行い、子どもから高齢者まで安心して暮らせるコンパクトシティ実現に向け、市も協力していきたいと話しました。また、新苗穂駅については、今年末までにJR北海道と一定の方向性を整理したいと述べました。
協議会の平成22年度の活動計画では、
(1)新苗穂駅を中心としたまちづくり活動の推進
(2)活動の継続性を目指すNPO法人化の検討
(3)安定的な組織運営に向けた取組みの拡充
(4)景観塾から生まれた「景観まちづくりの取組み」
(5)苗穂サミットから生まれた「安心・安全なまちづくりの取組み」
を重点に掲げ、
苗穂駅周辺まちづくり計画における「住民の役割」を、
●持続的なまちづくり活動の推進
●地域資源を活かした独自の取組みの推進
●コミュニティ拠点の維持管理
とし、引き続き活動していくことを確認しました。
また、約10年間にわたりまちづくり協議会副会長として活躍し、4月12日に急逝された大島脩氏を偲び、会議の冒頭には全員で黙とうを捧げました。協議会副会長には大島氏にかわり、中央区苗穂連合町内会会長の相川省二氏が就任しました。