平成22年第1回定例札幌市議会は、2月22日から3日間にわたり各会派の代表質問が行われ、23日には、公明党阿知良寛美氏から『苗穂駅周辺地区の再開発の必要性と展望』について、24日には、民主党・市民連合の篠田江里子氏から『創成川以東のまちづくりの推進について』などの質問が出されました。
写真左上:質問する阿知良 寛美氏
苗穂駅舎の移転や公共施設整備など地域の課題を解決するのはもとより、苗穂が広域的な拠点となるよう駅周辺の再開発が必要と思います。その展望についてお伺いします。
写真右上:回答する中田 博幸 副市長
地域の皆さまや企業などとの協議を重ねながら策定した苗穂駅周辺地区まちづくり計画では、駅周辺は民間開発と駅舎移転を連携して推進、にぎわいの核を形成するゾ−ンとしております。
駅周辺の南側は平成19年に再開発準備組合が設立され、現在は自由通路や駅前広場と一体での再開発素案を検討している段階で、市としても来年度基本計画を策定する予定です。北側については議員ご指摘の通り、JR研修センター用地の活用が、苗穂駅周辺まちづくりにとって大変重要であると認識しており、JR北海道の意向も伺いながら、実現に向け今後共協議を進めたいと考えております。
写真左下:質問する篠田江里子氏
苗穂駅周辺地区は、創成川以東に東側から賑わいをもたらす効果があり、重要な役割を果たすと考えます、創成川から苗穂まで一帯のまちづくりをどのように推進しようとしているのか。また、苗穂駅周辺地区の要である駅舎移転に関するJR北海道との協議の進捗状況について伺います。
写真右下:回答する上田文雄市長
創成川以東のまちづくりを効果的に推進するには、創成川から苗穂駅周辺にかけての一帯のまちづくりを、総合的に組み立てる必要があることから、地域のまちづくり組織、民間事業者、そして行政、それぞれの取組、役割を明確にしたプログラムを地域とともに策定し、推進して参りたいと考えております。
苗穂駅の移転は苗穂駅周辺地区のまちづくりに大きく影響するものであり、早期に合意形成を図るべく鋭意努力し、平成22年内を目処として協議を進めております。