苗穂駅周辺まちづくり協議会（湯浅　義昭会長）は、6月開業のJR新岩見沢駅舎を視察したのに続き、11月14日、4月に共用開始したＪＲ東室蘭駅の東口と西口を結ぶ新設自由通路（愛称『わたれ−る』）と、橋上駅舎増改築（一部共用・来春全面供用開始予定）の視察を行いました。
　現地ではJR北海道総合企画本部地域計画部長大石氏、同地域計画部主幹高木氏、室蘭市都市建設部都市計画課街路区画係長高橋氏の出席のもと、担当者からJR東室蘭駅を中心にした交通結節点機能の改善とバリアフリー化、同駅東西地区の一体化を図るための方策など駅周辺整備の経緯や概要説明を受けました。

　自由通路（延長約120m、幅員6m、橋上駅前通路の椅子設置場所は8m幅）とエレベーター（2基・貫通型）、エスカレーター（4基）は供用を開始して半年ですが、更に市民の利便性の向上を考えているとの説明でした。
　また、東口駅前広場、パーク＆ライド駐車場（100台）や駐輪場（約50台）の新設整備と東・中島サービスセンターの統合計画（戸籍証明・住民票の交付などの業務）の整備も現在進行中で、東・中島サービスセンターは東口駅事務所3階に統合移転し平成20年には供用開始予定とのことです。

　JR東室蘭駅橋上駅舎増改築は、鉄骨造2階建て面積約800�u（ラチ外部分）の内、エレベーター2基（貫通型、11人乗り）、多目的トイレ1箇所（一部供用開始）のバリアフリー化、東口駅事務所改築（鉄骨造3階建て、面積約500�u）の工事が来春供用開始の予定で進められていました。

　応募定員30名のところ、企業関係20名、地域住民ら20名の“大視察団”（横谷　同協議会事務局次長引率）で、東室蘭駅を訪れた一行は、橋上駅舎内と自由通路を往き来しながら、熱心に見学し、写真を撮影する姿も見られました。