新年あけましておめでとうございます。
昨年は、3月11日の東日本大震災で多くの犠牲者が出る悲惨な状況にありましたが、私どもとしましてはこの震災に学び、誰もが安全で安心して暮らせるまちづくりの重要性を改めて考えさせられました。
当協議会では、6月に富良野マルシェ・帯広屋台村の視察研修、7月には北海道の「新しい公共の場づくりのためのモデル事業」に『賑わい・交流の場づくり事業』として採択され、(仮称)苗穂まちづくりカフェの開設に向けて、多様な立場の方々とのネットワークを拡大しながら検討を進めております。
また、恒例の豊平川美化活動や、会場を蔵ノ湯さんに変えて開催したびっくり野菜市などにも多くのご参加をいただき、成功裡に実施することが出来ました。
このことは、永年に亘る皆様のご理解ご支援の賜物であり、改めまして心よりお礼申し上げますと共に、20年の歩みを纏めさせていただいております。
念願の苗穂駅移転に関しましては、11月の当協議会理事会におきまして、札幌市より自由通路や南北の駅前広場、ネットワーク道路など計画素案のご説明をいただき、都市計画決定が身近になったことを実感することができました。
本年は、こうした状況から協議会活動も大きな節目を迎えることになりますが、まちづくりからまち育てに向けて、活動を持続させるための体制づくりが必要であると考えております。
これからも、住民・企業・行政のパートナーシップの下で、都市計画決定への動きを生かしながら、(仮称)苗穂まちづくりカフェを協議会活動の核として、地域力の増進を図るためにも、NPO法人化に向けた取り組みをスタートさせたいと思っております。
ご関係の皆様には、今後とも、安心安全で魅力のあるまちづくりを目指す、当協議会活動の推進に、一層のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
新しい年が会員の皆様にとりまして、健康で実り多い年になりますことをお祈りし、年頭のご挨拶とさせていただきます。