苗穂駅周辺まちづくり協議会(湯浅義昭会長)は、3月19日午後6時30分から、札幌市中央区の苗穂会館で、景観まちづくり宣言発表会を開催しました。これまでの苗穂景観塾のまとめとして、過去3回のグループディスカッションに参加した札幌市立大学景観研究会の学生により作成された「苗穂景観まちづくり宣言ポスター案」のプレゼンテーションやキャッチコピーの選出、3項目からなる『苗穂景観まちづくり宣言』を行いました。
大学生が作成したポスターについては、全10作品に対し、参加者全員で投票を行い、「苗穂景観まちづくり宣言ポスター」に相応しいものとして最優秀賞以下各賞を選出。キャッチコピーについても、今までに景観塾に参加した住民らが考えた56案の中から、投票で1つを選びました。
◎『最優秀賞』 杉浦 良輔(札幌市立大学)
○『優秀賞』 飯島 沙織(札幌市立大学)
○『優秀賞』 楠美 静香(札幌市立大学)
☆『苗穂まちづくり協議会会長賞』 塩見 遥(札幌市立大学)
◎キャッチコピーは“新しく生まれ変わる苗穂”と決まりました。
次に『苗穂景観塾』の終了証書授与式が行われ、同協議会大島副会長から、代表の藤原氏(大建設計)に終了証書が授与され、参加者全員に手渡されました。また、景観塾全5回すべてに出席した5名には皆勤証が手渡されました。
皆勤賞の皆さん : 安保健一・小池幹雄・坂下光男・萩坂幸男(以上東区)、村岸良子(中央区)
この後、同協議会推進委員会の藤原委員長が『産業遺産を巡るル−トの花植えと通りの名をつける』『散歩道や遺産巡りの散策路などに一休みできるベンチを置く』『身の回りから清掃・美化運動をする』。と、苗穂景観まちづくり宣言を力強く行いました。
札幌市市民まちづくり局と共催で平成19年度から2年間にわたり行った『苗穂景観塾』。
のべ5回のワークショップと、「苗穂の景観を写真に撮ろう!」と地域を歩いた『景観ウオッチング』。そして、昨年の『びっくり野菜市』の会場内では、『景観ウォッチング』で撮影した地域の写真を「苗穂地区の景観写真展示コーナー」として展示し、入場者に好きな苗穂の写真に投票してもらいました。
これら景観塾関連の行事に参加した地域住民は、景観まちづくり宣言発表会の参加者を合わせるとのべ569名にものぼります。
この日、最後に講演を行った同協議会のアドバイザー山重氏(潟mーザンクロス)は、
「苗穂地域の20年にわたる取り組は全国からも注目されており、一つ一つの小さな積み重ねが歴史をつくっている」と、取り組みの重要性を語りました。
写真左上: 最優秀賞を受賞した杉浦さんの代理でトロフィーを受け取る工藤さん
写真左下: 苗穂景観まちづくり宣言を行う藤原氏
写真右上: 最優秀賞(札幌市立大・杉浦さん)
写真右下の左: 優秀賞(札幌私立大・飯島さん) 写真右下の右: 優秀賞(札幌市立大・楠美さん)