はばたく苗穂 苗穂駅周辺まちづくりについて、みんなで考えていきましょう!
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新しい公共の場づくりのためのモデル事業:苗穂協議会の『賑わい・交流の場づくり』事業について  2011年10月21日(金)
当協議会では、空洞化し活力の低下した同駅周辺地区の再生を目指して、住民・企業・行政とのパートナーシップにより、永年にわたり様々なまちづくり活動を実践してきておりますが、高齢化の進展と社会的孤立や次代を担うまちづくりの担い手不足などが、未だ課題となっている状況にあります。
今回の取り組みは、念願でありましたJR苗穂駅移転の都市計画決定が間近になり、この新駅を賑わいの核とするために、その近接地を候補として賑わい・交流の場づくりを進めることにより地区の課題解決と活性化を図り、そこを拠点に、まちづくり活動の持続性を確保することも目指しております。

具体的には、新JR苗穂駅の近接地に空き店舗などを借上げ、学生などの協力も得ながら、ここを活用するためのワークショップや手づくりリノベーションなどを通じて、地域住民の参加機会拡大を図りながら賑わい・交流の場を創出し、そこを拠点として人材ネットワークを拡充しつつ地区課題の解決に向けた取り組みを進めようというものです。

賑わい・交流の場の活用策としては、コミュニティカフェを核とした事業展開のほか、高齢者・地域の何でも相談会やアンテナショップ、住民講師による生涯学習、小規模イベントの開催、北海道遺産を活用したボランティアガイド、コミュニティレストランなどのメニューについて検討を進め、運営の持続性を図ることとしています。
また、生活関連施設などを紹介する「地域生活資源マップ」を作成し、住民が地域資源を再確認するなど「まちづくりの種」としての情報提供ツールも準備することで、この場を情報拠点として活用することも進めてまいります。

こうした取り組みにより、札幌市の課題でもある高齢社会における社会的孤立の解消など、安心安全なまちづくりの取り組みや、顔の見えるコミュニティづくりによる災害時支え合いの先導的役割を担うと共に、多様な担い手が協働で事業を実施する仕組みを作ることで、より広いネットワーク構築が可能となり、次代を担うまちづくり活動の担い手の発掘や育成につなげます。
 また、これまでのボランティア活動が、ソーシャルビジネスとして展開可能になることで、地域雇用機会の拡大とまちづくり活動の継続性を確保しようとするものです。