苗穂駅周辺まちづくり協議会・企業部会(横谷部会長)では、5月23日から25日までの2泊3日で、富山方面などを訪れ、国内初と言われる富山ライトレール(軽量軌道交通)を走る「ポートラム」(車両愛称)に富山駅北〜城川原(車両基地・本社所在地)まで15分間試乗しました。
今回の道外視察研修には湯浅会長を始め役員・企業部会のメンバー24名が参加。初日は新千歳空港から名古屋空港到着後、金沢市へ。伝統工芸純金箔製造工程と廻遊式大庭園兼六園を見学しました。2日目は20世紀の難工事といわれた黒部ダムを見学。「六体の人物像」は、ダム建設時に殉職した171柱の尊い殉職者の慰霊碑で「尊きみはしらに捧ぐ」と刻まれており感動。全員で参拝しました。
3日目は折悪しく朝から雨、富山ライトレール社で、大場一成経営企画部長から富山駅周辺整備と路面電車化決定の経緯や事業概要など概ね下記の内容についてご幅広くレクチャーをうけることが出来ました。
@富山港線のロケーション
A利便性快適性の向上。総合的まちづくり。支援体制。今後の展開など。
(参考)
富山ライトレール富山港線は平成18年4月28日に開業。富山駅と岩瀬浜駅を結んでいたJR富山港線(延長7.6km)をLRT(軽量軌道交通)化し、第3セクター方式で運営しているものです。「環境にやさしい、新時代の路面電車/LRT」を実現しています。特徴としては騒音・振動を抑制。道床はコンクリート製で交差点での自動車交通荷重にも対応。樹脂は絶縁体で漏洩電流による電触の心配なしなど。
その後、岐阜県に移動し、郡上市、八幡博覧館へ。八幡博覧館は大正時代の建物で、館内では「水と踊りの城下町」「水」「歴史」「わざ」「おどり」の各コーナーを見学。最後は白川郷の世界文化遺産 重要伝統的建造物群保存地区 萩町合掌造りの集落を見学。最終日は雨の中傘をさしての視察見学となりました。
なお、6月29日(金)午前10時から中央区苗穂会館4階(北1条東10丁目)で「道外視察研修報告会」を開催します。
(左図:富山駅北〜城川原までを試乗(資料:ポートラムガイド))
(写真右上:大場一成経営企画部長からレクチャーを受ける一同)
(写真右下:ポートラムの車両前部)