令和4年の年頭あいさつ
苗穂駅周辺まちづくり協議会 会長 八田 力
新年あけましておめでとうございます。
昨年は一昨年に引き続き、新型コロナウィルス感染拡大防止に向け北海道においても5月中旬と8月下旬からそれぞれ約1か月にわたる緊急事態宣言の発令がありましたが、ワクチン接種の拡充により10月ごろから感染者数は落ち着き始め、厳しかった飲食店等への規制も徐々緩められて以前の状況に戻り始めているようですが、年の瀬に新たなオミクロン株が出現し先行きは不透明に感じられます。
そうした中ではありましたが、延期されていました東京オリンピックのマラソンと競歩、サッカーの予選が7月21日〜8月8日に札幌で開催された年でもありました。
新型コロナウィルス感染防止対策の一環として、当協議会では昨年度に引き続き4月の定期総会を書面議決とし、これまで多くの方々に参加をいただいている「豊平川河川敷の清掃活動」をはじめとし、「道内視察研修」や「北3条通り交通安全キャンペーン旗波人波作戦」、そして第3回目の開催を予定していた「苗穂マルシェ」は中止とせざるを得ませんでした。
ただ、10月になって感染者数も落ち着いてきたことから、「北3条通り・苗穂アンダーパス周辺の清掃活動」と企業部会の「秋の親睦ゴルフコンペ」は実施することができました。また、いつもは多くの皆様に協力いただき清掃や補修をしてから設置しておりました「まちなかベンチ」も、今年は人数を限定しての補修対応とし、11月に回収したベンチは江別市への保管場所へと搬入いたしました。
また、「苗穂カフェ」につきましては、運営いただいている社会福祉法人共友会さんにより飛沫防止パネルの設置など新型コロナウィルス感染防止対策に取り組んでいただきながら、主たる事業であるワンコイン(500円)日替わりランチでは数々の新メニュー開発に工夫いただき、客待ちができる日もある状況でカフェの活用増進にご尽力いただいております。
一方、毎月恒例の苗穂カフェ麻雀大会では新型コロナウィルスの影響により、3月と4月の開催後は11月まで再開することができませんでした。同じく恒例だった企業部会の例会「苗の会」につきましては、一昨年2月より休会状態が続いていて再開の目途が立っておりません。
このような状況下ではありますが、苗穂駅の北口では新しい病院と薬局がオープンし、北口昇降棟とアリオを結ぶ空中歩廊も接続され、昨春から高層マンションの入居が始まりました。令和4年度には苗穂駅南口の再開発事業が完成し苗穂駅連絡通(ネットワーク道路)も全線開通の予定であり、南口再開発事業のツインタワーマンションでは東棟が年明け1月より先行して入居が開始される予定で、新しい住民がさらに増えますことから、当協議会活動も駅周辺開発後の更なるまちづくりに向けた取り組みが求められており、「苗穂カフェ」を協議会活動の基盤として、住民・企業・行政のパートナーシップを一層強化し、ウィズコロナ・ポストコロナ意識しながら苗穂地区の更なる活性化を目標に、まちづくり活動を次世代へつなげるための方策も模索しつつステップアップしていきたいと考えております。
本年は、新型コロナウィルス感染の沈静化を願いつつ、感染拡大防止対策を継続しながら、苗穂駅の北口昇降棟「活用スペース」や南口再開発事業による公開空地を活用するための検討などに加え、より多くの皆様に参画いただけるよう既存のまちづくり活動を見直しする取り組みも進めることとしておりますので、ご関係の皆様には、今後とも安心安全で賑わいと魅力のあるまちづくりを目指す当協議会の活動に、より一層のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
新年を迎えるにあたり、会員の皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、年頭のご挨拶とさせていただきます。