平成30年の念頭あいさつ
苗穂駅周辺まちづくり協議会 会長 八田 力
新年あけましておめでとうございます。
平成29年の活動を振り返りますと、先ず「苗穂駅刻印レールプロジェクト」につきましては、地域住民の皆様をはじめ関係企業や公募による賛同者から合計840枚の参加申し込みをいただきました。現在、寿機械さんにご協力いただき刻印作業を進めており、春には札幌市に寄贈する予定でおりますが、駅の完成を待ってのお披露目となります。
その他、7月には道内視察研修として地元をはじめ北広島市、恵庭市の工場視察を実施、恒例となっております「ベンチの補修」、「豊平川の美化活動」、「北3条通り交通安全キャンペーン人波旗波作戦」や「苗穂跨線橋付近と苗穂アンダーパス周辺の清掃」など、多くの活動を着実に推進できましたことは、住民及び企業会員の皆様のまちづくりへのご理解とご協力の賜物と、改めまして感謝申し上げます。
また、10回の継続開催をしておりました「びっくり野菜市」につきましては、周辺での状況変化も踏まえ、所期の目的が達成されたとの判断から中止いたしましたが、10月に企業部会会員向けの「第1回まちづくり研修会」を新たに開催いたしました。
本年は、新しくなる苗穂駅の北口昇降棟「活用スペース」についての利用検討や「びっくり野菜市」に代わるイベント試行など、より多くの皆様に参画いただけるよう、既存活動の改善にも取り組んでいきたいと考えております。
また、「苗穂カフェ」につきましても、運営いただいている社会福祉法人共友会さんでは、ワンコイン(500円)で提供の日替わりランチに数々の新メニューを考案することで利用増進にご尽力いただいており、毎月の恒例となりましたマージャン大会では、常時20人以上の参加をいただき、今月には継続開催60回目を迎えます。 これからも皆様より多くのアイデアをいただきながら、苗穂の「お茶の間」として様々な試みを展開してまいります。
移転橋上化となる新苗穂駅周辺では南北昇降棟や自由通路、駅舎の工事も進められており、平成18年に当協議会も参画して策定された「苗穂駅周辺地区まちづくり計画」が着々と具体化される状況のなか、昨年8月24日に、札幌市地域計画課・道路課及び北海道警察より、苗穂駅開業に向けての説明と相談がありました。新しくなる苗穂駅は平成30年度完成を目指し工事を進めており、駅前広場は平成31年度の完成予定、苗穂駅連絡通は進捗に遅れがあるとのことでした。また、北海道警察からは苗穂駅前の交番について、現駅が無くなればJR北海道に借地を返すことになっており、新しい駅が西側に移動することもあって、北1条東交番に統括するとのお話がありました。今後、駅開業に伴う式典なども含め、改めてご相談いただく予定となっております。
今年は、新しくなる苗穂駅南側の再開発と北側のJR研修センター跡地でも工事着工が予定されており、新しい住民が増えてくることから、当協議会活動も駅完成後の更なるまちづくりに向けた取り組みが必要であり、「苗穂カフェ」を協議会活動の基盤として、住民・企業・行政のパートナーシップを一層強化し、苗穂地区の活性化を目標に、将来にわたり多くの皆様に参加いただけるよう、協議会活動を継続推進していきたいと考えております。
ご関係の皆様には、今後とも安心安全で賑わいと魅力のあるまちづくりを目指す当協議会の活動に、より一層のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
新年を迎えるにあたり、会員の皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、年頭のご挨拶とさせていただきます。