新年あけましておめでとうございます。
昨年は、6月16日に苗穂駅周辺まちづくり協議会が、まちづくり功労者国土交通大臣表彰を受けました。この表彰は、魅力あるまちづくりの推進に努め、特に著しい功績のあった個人や地方公共団体を含む団体に対して授与されるもので、26年度は道内から唯一、当協議会が選ばれました。
当協議会の取り組みが、前身となる組織からの活動を含め20年以上の長きにわたり多彩なまちづくり活動を継続し、札幌市のまちづくり計画策定にも積極的に参加、さらに身近な地域活動を通して地域住民のまちづくり意識の醸成を図るなど、札幌市の「苗穂駅周辺地区まちづくり計画」の事業化に大きく貢献したことが評価されました。
平成26年の主な活動としましては、6月に「室蘭・伊達方面への視察研修」、恒例となっております「ベンチの補修」、「豊平川の美化活動」、「北3条通り交通安全キャンペーン人波旗波作戦」、第8回となりました「びっくり野菜市」などの他、「苗穂の歴史と北海道遺産を巡るまち歩き」や、「苗穂跨線橋付近の清掃」に加えて「苗穂アンダーパス周辺の清掃」も行うなど、新たな取り組みも実施することができましたことは、ひとえに会員の皆様のまちづくりへのご理解と熱意によるものと、改めまして感謝申し上げます。
また、一旦休止をしておりました「苗穂カフェ」につきましても、新しい店長を迎えることができまして、従前と変わらぬランチ事業を中核に、フリーマーケットやジャズコンサートなどのイベントにも取り組んでいただいており、毎月恒例となりましたマージャン大会では、20人を超える方々の参加により、20回を超える継続開催となっております。
苗穂駅周辺の公共施設整備につきましては、昨年のワークショップに引き続き、12月に住民代表や当協議会からも参加して「景観検討会」が行われておりまして、新駅などのデザインの検討も進められております。
本年も第2次五カ年計画を基に、新規事業にも取り組みながら、「苗穂カフェ」を協議会活動の基盤として充実を図り、住民・企業・行政のパートナーシップの下で、苗穂地区の活性化を目指し、国土交通大臣表彰を励みとして、新苗穂駅完成後のまちづくりを見据えながら、協議会活動を持続させていきたいと考えております。
ご関係の皆様には、今後とも、安心安全で賑わいと魅力のあるまちづくりを目指す当協議会の活動に、一層のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
新年を迎えるにあたり、会員の皆様のご健勝とご多幸をお祈りし、年頭のご挨拶とさせていただきます。
苗穂駅周辺まちづくり協議会 会長 八田 力