札幌市主催、苗穂駅周辺まちづくり協議会(会長 八田 力)共催の第1回ワークショップが、10月30日(水)午後6時30分から、中央区苗穂会館(中央区北2条東10丁目)において開催されました。
平成24年4月に都市計画決定された、苗穂駅移転・橋上化に伴う南北駅前広場・昇降棟・自由通路のデザインを考えるワークショップで、当協議会と連合町内会、行政の三者による共通の考え方を取りまとめ、再開発組合やJRなどにも協力要請し、意匠の統一化を図るのが目的となっております。
札幌市の村瀬地域計画課長、当協議会の八田会長の挨拶に始まり、(株)ノーザンクロスの山重氏がファシリテーターとなって、対象となる苗穂駅周辺施設の説明とワークショップの検討ポイント(@活動や交流の場づくり A苗穂らしさを感じる空間づくり B開拓使通りでつながる広場 Cみどり豊かな街並みづくり)や進め方の説明を受けました。ワークショップでは広場空間(駅前広場・昇降棟・再開発公開空地)と自由通路について、どのようにデザインしたいかなどをテーマに、参加した約50名が6グループに分かれて意見交換を行い、各グループからの発表がありました。
ワークショップのまとめとして、山重氏からは、「広場空間についてはレンガや軟石を使用、工場やサイロなどものづくりの歴史の反映、北口については東区の玄関でありビール園やアリオとの連携、自由通路も含めて地域の情報発信・活動の展開に加えベンチの設置、駐輪場についての目隠しデザイン、公開空地の活用、鉄道ファンのためのガラスの採用」といったことが挙げられました。
南北駅前広場・昇降棟・自由通路は平成24年度に予備設計を終え、今年度デザインを検討して、平成26年度に修正設計、平成27年度に実施設計を行い、平成28年度の着工が予定されています。
第2回のワークショップは、12月17日(火)に開催する予定ですので、多くの方のご参加をお願い致します。