苗穂駅周辺まちづくり協議会の平成23年度総会が、4月25日午後6時30分から中央区苗穂会館で、苗穂地区の住民や企業会員(86社)のほか、来賓として各級の議員、市関係者ら合せて115人が出席して開催されました。
湯浅義昭会長は、まちづくり5ヶ年計画の最終年として、念願である新苗穂駅などの都市計画の早期決定に向けて、地域住民、企業、行政のパートナーシップを一層強化すると共に、これまでの4年間の活動の集大成として、苗穂駅周辺地区まちづくり構想を取りまとめ、今後の協議会活動の指針としたいと話しました。
来賓の星卓志札幌市市民まちづくり局都市計画部長は、創成川以東地区は札幌のまちづくりにとって重要であり、JR苗穂駅の移転協議も精力的に進めており、今年度の都市計画決定は実現できる見通しであるとされると共に、こうした施設整備と併せて、これらを生かすためのまちづくりを、協議会の皆さんと一体的に取り組みたいと話されました。
協議会の平成23年度の活動計画では
(1)新苗穂駅を中心としたまちづくり活動の推進
(2)活動の継続性を目指すNPO法人化の検討
(3)安定的な組織運営に向けた取組みの充実
(4)景観塾から生まれた「景観まちづくりの取組み」
(5)苗穂サミットから生まれた「安心・安全なまちづくりの取組み」
を重点に掲げ、各部会活動としては、富良野・帯広の道内視察研修や協議会の20年史、美しいまちづくりコンテストなどの新規事業にも取り組むなど、5ヶ年計画の最終年としての活動を推進することが決まりました。
閉会に先立ち、協議会アドバイザーである山重明ノーザンクロス代表取締役からは、「今年度中には都市計画決定される見通しであり、協議会の活動としては大きな節目を迎えますが、これから人口減少や高齢社会を迎える札幌にあって、苗穂地区を新しい暮らしの場のモデルとして再生させるために、今後も協議会の活動を活発に展開しましょう」とエールが送られました。
また、ニュース部会長として永年活躍された森正則氏、理事の萩坂幸男氏、今回の東北大震災の犠牲者のご冥福を祈り、会議の冒頭において全員で黙とうを捧げました。