平成21年第3回定例札幌市議会は９月30日、本会議を再開し、3日間の日程で各会派の代表質問が行われ、『苗穂駅周辺地区のまちづくりについて』自由民主党議員の細川正人氏（中央区）が質問しました。

　細川議員は、苗穂駅周辺まちづくり協議会の発足経緯に触れ、苗穂駅をはさんで南・北地域の住民が、駅周辺のまちづくり活動を推進してきたこと、一方、札幌市も平成14年に『まちづくりガイドライン』を策定、平成18年には『苗穂駅周辺地区まちづくり計画』を策定し、まちづくりを支援しているが、苗穂駅の移転など、市だけでは実現出来ない問題でもあることに理解を示した上で、駅の移転・自由通路などの整備は、地域住民の永年の願望であり、このような地域住民の思いをどのように受け止めているのか、と質問をしました。

　中田博幸副市長は、「苗穂駅周辺地区は都市に近接したコンパクトシテイ実現の先導的な役割を担う、非常に重要な拠点」と述べ、「地域や企業などによる、住民主体のまちづくりを長期継続してきたことに敬意を表すと共に、札幌市でも、『苗穂駅周辺地区まちづくり計画』の早期実現に向け、関係機関と協議・調整を進めており、市の取り組むまちづくりと、地域の熱い思いに支えられたまちづくり活動とが相まって市民自治のモデルとして更なる展開へ繋がることを大いに期待している。」と答弁されました。